愛知県・名古屋市の介護転職の相談・転職サポートなら「こころLink」にお任せください。

〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-11-31 グラスシティ栄4階

電話受付時間:8:30~17:30(土日祝を除く)

ご相談受付中

お気軽にお問合せください

お気軽にお電話ください

0800-100-6753

井戸端カイゴ報告ブログ(2019年1月開催)

2019年1月25日(金)於:名古屋市女性会館~イーブルなごや

写真はイメージです

皆さん、こんにちは~。お元気でしょうか?

さて、去る1月25日(金)の午後、

井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~

の、第67回目を開催しました!

 

★これまでにご参加頂いた人数:80名(延べ387名)

 

今回も、東別院の「イーブル名古屋(女性会館)」でした。

人数は、後藤含めて計7名でした。

さあ、今月も頑張って一所懸命書きますので、もしよければ読んでくださいね。

 

【お断り】

会話の内容や参加者の紹介については、参加者やその所属施設・法人が特定できないよう、後藤の独断で脚色・割愛している箇所があります。

また、参加者の名前(イニシャル)もボカシたり、あえて施設形態を書かなかったりしています。

理由は、万一、参加者が第三者に特定されてしまうと、会での自由な話合いができなくなってしまうからです。

そのような事態は絶対に避けたいですので、細心の注意を払っています。どうかご了承ください。

しかしながら、私も人間です。それも、結構ヒートアップしやすい部類の人間です。

まれに筆がすべる場合がありますので、特に会に参加された方にお願いです。

私の書いた文に対するご指摘があれば、どしどしお寄せください(メールでお願いします)。


さて、まずはいつもの通り参加者の紹介から。 
※男性は○○「氏」、女性は□□「さん」と表記しています。

M氏:久しぶりです。昨年5月以来の参加です。昨年、某有料老人ホームの施設ケアマネを辞めたそうです。
その有料を運営している法人さんですが、人手不足で派遣を使っているんですが、その派遣料金も当然に踏み倒しているらしいです。それ以外にも、様々な業者への支払いも滞っていたり、職員への給料も…(怒)。ひどすぎますね…。

今現在は、某営利法人のグループホームに非常勤で勤務中とのこと。今回の会には、同僚のN氏を連れての参加でした。

「リンゴの収穫」とかの求人にも応募したりしているらしいです(笑)。
以前勤務していた小規模多機能からも連絡があって、そこも少し手伝っている、という、謎のマルチワーカー。
現職はグループホーム(GH)だから本当は料理を作らないといけないのですが、M氏は苦手でやっていない。
でも、N氏等に「~を食べたい」とかリクエストはガンガンしているそうです…(^_^;)。
1か月に26日くらいは職場で食事を頂いているらしいです。
今、少し痩せようと思っているらしいです。体を鍛えようと。おやじ狩りにあわないように、とのことですが…。
今回の井戸端カイゴ全般にわたり、色々とチャチャを入れながら盛り上げてくれました(笑)。

※後藤注:M氏がケアマネを務めていた会社(営利法人)は、相当な「ブラック会社」です。
給食業者等の業者への代金を踏み倒すわ、職員への給料は1か月遅れるわ、というレベルだそうですよ…(怒)。
話にならないレベルですよ、もう。介護業界から即刻退場を促したい(憤怒)。


N氏:上記M氏の同僚です。今回が初参加です。
介護職は5年目(GH5年目)だそうです。
元々は障がい者の訪問介護(登録ヘルパー)をやっておられたそうですが、やはり給料の支払い等がルーズだったり、社会保険の加入とかもさせてもらえなかったそうです。

その後は介護福祉から少し離れた時期もあったそうですが、今度は障がい者自立支援施設で5年近く勤務し、現在のGHに至ります。

「良くない」と思いながらも、仕事を家に持ち込んでいるそうです。
企画(カレンダー作りとか)の準備を夜勤中にできればいいのだが、見守りしなければならず、またオムツの発注等の事務仕事もあり、どうしても家へ持ち帰ってしまう、とのこと。
でも、ホーム長を始めとして、職員みんな自宅に持ち込んで仕事をしているらしい、とのこと。

※後藤注:特にGHは正職員も少なく、事務員もほとんどいないですからね。
介護士さんにとっては意外と厳しい労働環境なのかもしれませんね。
でも、なんとか工夫して、仕事を職場で完結できるようにしてあげてほしいですね。
運営法人の本部の方、どうかよろしくお願いしますよ!
そうしないと、誰も働いてくれなくなりますよ…。


Hさん:医療法人で介護を20年以上されています。
このたび、いよいよ、転職することになりました。もちろん、後藤が転職を支援させて頂きましたよ!3月から新天地です。楽しみですね。

現職場では、「この人手不足を何とかしないと、もうこの業界は成り立たないのでは?」と思い、新人をなんとか定着させようとずっと奮闘されてこられました。
が、今が正に一番ヒドい状況だそうです。
マイブームは、神社仏閣とか、ご朱印集めを。S氏の影響もあったそうです。Hさんのご自宅近くの神社が、お正月限定のご朱印をやっているそうです。三重の
椿大社が好きだそうです。

 

Kbさん:介護業界17~18年の経験をお持ちです。現在の特養は3年目。
昨年、仕事中にケガをされて手術。
現場を空けてしまっていることに対しやはり申し訳なくて…と。
現場は疲弊している。意外とケガの治りが悪くて、寒いと痛むそうです。
もうすぐ復職予定なのですが、再発はやはり怖いし、かと言ってこれ以上現場を空けるのも、と考えれば考えるほどモヤモヤするみたいです…。
休み始めはヒマでヒマで困ったけど、復帰前になるとモヤモヤ…。

職場は今、夜勤の時間帯を変更する予定で動いているそうです。
今の職場の夜勤は、転倒の予防と眠れない人のお世話が主だから、夜勤の時間帯を変更することになると何かしら業務改善を工夫しないと心身が持たないのでは?という不安が大きいです、とおっしゃっていました。

 

A氏:ケアハウスに勤務され、事務職も兼ねておられます。30名のご利用者を、4人の交替勤務で回している状態。
先日、ある入居者さんが大腿骨を骨折されたそうで、すぐに入院し退院して今度は特養のショートステイに。
すると今度は喉に詰まらせちゃって再度入院になった。
1か月も経たないうちにADLがどんどん落ちて表情もなくなり、奇声を上げるようになったそうです…。
12月末には本当に元気だったのに、「本当に悪くなるのはあっと言う間だな…」と再認識されたそうです。

皆さんの話を聴いていると、ウチの職員にも色々言いたいことがあるけど、「まあ比較的マシかな、と思えてくる。」とのこと。
ケアハウスの仕事がいかに楽か、ということを実感するらしい。14:00~17:00くらいは、ホントにやることがないそうです。やることを探すのが大変なくらいで、そんな恵まれた環境ということを分かっておらず「私ばっかり~」とか「忙しくて仕方ない」とか不平不満をたらたら言いやがって…。と言っていました(^_^;)。
正月にアップルウォッチを買われたそうです。



Ksさん:介護経験は10年超です。一昨年10月より今の職場(デイ併設の住宅型有料老人ホーム)です。
今は、半日勤務が主のパート勤務で週4~5日勤務です。
結構年配の(60代)職員が多いそうで。Kさんがちょうど真ん中くらいだそうです。
年輩の職員は仕事が丁寧すぎて、若い職員はイライラし、若い人の雑な介助を見て「危ない、怖い」と年配の職員は思っている、と。
両極端になっているらしいです。

 

以上、介護関連職の方6名に後藤を加えた計7名で、会がスタートしました。

 

今回出た主な話題は、こんな感じでした↓

①【介護の現場。その採用、人材育成、そして…

『新人がうまく育たないです。
先輩職員の指導の仕方がいけないのか?

本人の能力が足りなさすぎるのか?

当の新人に聞くと、キツイ先輩から「なんでそんなことも出来ないのよ!」という感じで指導されるらしいです。
そしてとうとう、その新人が上長に直接泣きながら訴えたの。しかも当の先輩職員を名指しで。当然その新人にとっては、より仕事をやりにくい状況になってしまったのですが。
その新人、「社会人としてどうなのか?」ということも考えてしまう。』

 

<参加者の意見>

・「上層部の方は、その新人の訴えを鵜呑みにして検証してないの?」

・「私はある程度、客観的に説明してるのですが、上層部は『現場のひどさ』を印象づけられている。先日も夜勤中に『気分が悪い』となって早退した。看護の上司が日勤からの夜勤をこなしてカバー(!?)した。」

・「信じられない。看護師が介護のカバーに入るなんて想像できない。大変なことになってるねー。ホントに職員が全然足りてないね。」

・「私が辞めることによって正職員は全員夜勤専従になり、日勤帯の職員は全員パートになる。1人は5月くらいに辞めることになっている。辞める予定の方は「夜勤やりません」と言っているし…。」

・「またすぐ、Hさんに泣きついて電話かかってきますよ。」

・「危機感が全くないの。『しばらくしたらHさんが戻ってきてくれるんでしょ。そうしたらまた大丈夫よね~』なんて。のんきなの。」

(後藤)「むちゃくちゃのんきですね。ある意味素晴らしい。」

・「パート2人いるんだけど、その2人は介護もできるし、看護補助もできる。でも、夜勤やらないの。週4で。」

 

【後藤の個人的な意見】

『う~む。何から何までうまくいっていないですね、この介護現場は…。いつもお聞きしてはいましたが、改めてそう思います。

「危機感が全くない」とHさんは話してくれましたが、聞きながらまるで「ゆでガエル」の話だな、と思いました。

カエルを水槽に入れ、下から火をつけると、すぐには逃げないそうです。
で、どんどん温度が上がっていくんだけど、それでも逃げないそうです。
そうこうしているうちに水は沸騰してしまい、結果、カエルはゆで上がって死んでしまうらしいのです。

客観的に見ると、もう信じられない状態ですよね、Hさんの職場。今すぐ何とかしないと沈没寸前。他の参加者も「想像できない」くらいの状態。さらに主力中の主力であるHさんが退職すると言っているのに、それでもまだ「なんとかなるよね~」とのんきなこと言っているわけです。間違いなくゆで上がってしまいますよね。一体、どうするんでしょうかね…。

ま、介護職員は他の施設へ行けば良いですが、利用者はどうなるのでしょうか。運営法人は大変ですよ。ま、自業自得ということでしょうが…


②【介護業界、その人材の質の低下

『介護職の人って、人によって差が大きすぎて…。』


<参加者の意見>

・「質の低下がひどいと思います。この職員の下にも、まだ更に下がいたか?という。【ニューキャラクター】がどんどん出てくる。」

・「私の話した新人たちは、ホントにそうです。」

・「そのキャラクターをどう使うか、ということだと思います。この冊子(エーデル土山さんの新人用の教育用テキスト)にも書いてあるけど、基本を叩き込んで、そしゃくして、血肉にさせる必要がある。でも、そういう教育の時間もない、現場には。だからこの教育は施設トップがすべきなんだと思う。」

・「字が書けない。汚い。記録の仕方も分からない。数量を書けない。サイズとかも。」

・「他の業界ではちゃんと教育機関があるのかしら?」

(後藤)「その前に、まず採用されないでしょうね。」

・「容器を乾燥機に入れる時、わざわざ水が溜まる入れ方をしたり。これじゃ、水が残るじゃない!って。」

・「わざわざじゃないと思うけど…。『乾燥させるために、水が切れるように下向けて入れてね。』って感じで教えないといけないんだと思います。」

・「うちの職場、ものすごく機材の数も多いから。全部説明はしているのですが…。もう私、一日中喋ってます。」

・「そんなに喋られると、新人はもう聴かなくなっちゃうかも…(笑)。何も入ってこなくなっちゃう。認知症の人でも、1つずつ言わないと分からないですよね。それと似たようなものなんじゃないでしょうか?Hさんの、「やれやれ」な感じはとっても分かるけど…。」

・「『自分がダメなんです』という感じでもないんです。『(先輩職員の)教え方が悪い。頭ごなしに怒られるから萎縮してしまって何もできなくなる』、とか。で、それを個人名で訴えて上長に泣きつき、先輩職員も上長に呼び出され、更に風当たりが強くなり…って感じ。」

・「その新人、メモは取らないんですか?」

・「取ってます。でも、どんどん職場の状況が変わるので、朝のメモが昼には役立たなくなることもあります。その辺の変化についてこれていないんですね。頭の中で、いろんな情報がつながってない感じなんです。『(利用者の)◎◎さん、だいぶ元気になったね~』とか言っても、『あ、はい…』って、ピンときてない。」

・「その日完結での仕事しかできていないんでしょうね。」

・「やる気が見られないですよね。」

・「上司からは、『質が悪いなら教育して。』って言われるし、でもその時間もないし…。」

・「以前の職場で、チャラチャラした若い人がいた。休むわ遅刻するわ。で、久々に以前の職場の前を通りかかったらまだいたから、話を聞いてみた。そうしたら、「他の仕事をやってみたけど、介護の仕事が好きで、戻ってきた。」と話してくれた。そのくらいの人でも働ける職場って良くないですか?」

・「ハードルが低いんですよね、介護業界って。」

・「警備の巡回って言う書き方で、実は介護職の夜勤の仕事だったっていう募集もありましたよ。」


【後藤の個人的な意見】

『先日、ある特養(従来型)に見学同行したのですが、入居者40人のフロアに対して、早番2人、遅番2人、遅番2人、そして日勤8人(+介護補助2人)、夜勤2人というシフトなんです。夜勤帯は基準通りですが、日勤帯に最大で14人もいるんです。このくらいの人員がいて、ようやくある程度時間をかけて新人を指導することができると思うんです。

その施設は、確かに給料はそれほど高くはないです。でも、他の施設も、何とかこのくらいの人員配置を確保して欲しいと思います。難しいとは思いますが、やはり現場に一定の余裕がなければ、すべて悪循環になってしまうと思います。現場がかわいそうです。


【何十人を1人~2人で見る夜勤。どうやって負担を減らしつつ安全を守るか?

『以前の住宅型有料では、夜4回オムツ交換し、20人中7人の痰の吸引をしていましたが、1人夜勤で休憩も取れて記録も出来たんです。
今は、20時、0時、7時に吸引。20時、21時、3時にオムツ交換。センサーの転倒対応が6人くらいはいる。
今の職場、「車椅子2台押しながらのオムツ交換」というのが、疲弊する原因かな、と思う。
40人で2人夜勤なんだけど、1人は別フロアにヘルプに行くので、その時間帯は1人になる。で、オムツ交換を約30人。上層部は、「増員するつもりはない」と…。
何か業務を変えないと。パッドを良いのを使って、オムツ交換回数減らして、転倒防止に重きを置くか…。』

 

<参加者の意見>

・「動く利用者を固めるのは?」

・「それはもう大前提だね。」

・「この前、研修やってくれた春日井の特養では、オムツゼロって言ってましたよね。あの施設も『特養』なんですよね。」

(後藤)「ユニット特養ですね。小規模の地域密着型の特養です。」

・「その施設の良いところは、転倒しやすい人が起きた後、転ばずにトイレまでつたって行けるようにいろんなもの(机とか)を置いて道にしているんです。そういう工夫が素晴らしい。でも、居室が個室だからそれができるという面が大きい。私の職場は多床室なのでそれができないの。」

・「トイレが居室内にあれば、それができるんだけどね。」

・「入居者としては、自分が立ち上がる度に入口のカーテンのところに必ず人が立ってるの。センサーで分かるから。それを繰り返していると、入居者もだんだん混乱してくる。『私、監視されてるんじゃないか?』って思うように。「自分は収監されているのか?」とか妄想が広がったりして、落ち着かなくなる。」

・「他部署の人は、実際に一緒に働いてないからその感覚を実感できない。『人を増やしてくれ』って言っても、『もっと業務改善できるだろ』って言われるだけ。
1週間でも2週間でも一緒に働いてくれたりして、寄り添って一緒に改善してくれるならいいけど。それに、『あなたならできるでしょ』って言ってもらえるのは嬉しいけど、ごく普通の人間でも苦労なくやれるか?っていう観点で業務改善をしないといけないと思う。私も実際、体も壊すし、心も病むし…。『普通の人がこの業務量をこなせるのか?』という問い、どうすれば上層部と共有できるのか?と思う。改善案を出すだけでは、たぶん変わらないと思う。」

・「うちの施設は、半年に1回面談があるのですが、現場の不満は本部にはほとんど届いていない。そこは、直接本部の人に話せる機会があるといいと思います。」

 

【後藤の個人的な意見

『特に、特養の平均介護度が、じわじわ上がってきています。平均4.2とか4.3とかいう数字も、そんなに珍しくなくなってきています。日勤帯も大変ですが、40人を2人という夜勤は、何とかならないものでしょうか。確かに2人を3人に増やすことは相当経営的にダメージが大きでしょうが、例えば、施設全体80人の特養で夜勤を1人増やす、というのも相当に困難なことなのでしょうね。その分、日勤帯の人数を削らなくてはならなくなるでしょうからね。どの現場も必死に業務改善を重ねているでしょうし…。でも、車椅子の方2台押しながらオムツ交換30人とは…。本当に介護士さんには頭が下がります。せめて、休憩中にハーゲンダッツ食べていいよとか(笑)、何かご褒美用意してあげて下さいよ、運営法人さま…。

 

④【介護職の給与水準について】

『男性で結婚して家族を養う、ということを考えると、経済的にどうなんですか?この業界。そういう年代が少ないように感じますが…。』

 

<参加者の意見>

・(後藤)「ある程度経験積めば、年400万、450万くらいの介護職もいますからね。共働きならやっていけると思いますよ。そりゃあ、確かに裕福ではないと思いますが…。」

・「一般企業だと、昇進するとガンと上がりますよね。」

(後藤)「確かに。そこは介護業界少ないかも。主任で手当約2万円、管理者でも約4~5万ですからね。リーダークラスだと5千円くらいしか手当てがつかなかったり。でも昇給は、社会福祉法人や医療法人なら毎年3千~4千円くらいは見込めるんじゃないですか?」

 

【後藤の個人的な意見】

『介護職は、共働きでないと難しいとは思います。でも今は、社会全体が共働きで、男性も料理くらいできないと話にならないって雰囲気になってきている。もちろん、法人によっても全く違いますが、しっかり法人を選べば、共働きなら介護職で生計を立てて行くのはそんなに無理な話ではないように思います。

 

⑤【新たな処遇改善(特定処遇改善)について】

『介護2~3年やって辞めたって人は、今年の秋の昇給(新しい処遇改善)の対象にはならないんですか?』


<参加者の意見>

・(後藤)「介護経験は累積10年という話です。ただ、施設・法人によって考え方が違うのでなんとも…。私は、てっきり10年経験の介福の人数によって事業所がもらえる加算の額が増減すると思っていた。でも、そうではないようです。」

・「とすると、一旦介護を離れた方が『もう1回介護に戻ろっかな』と思うほどの魅力はない?」

(後藤)「施設によりますね。まず、処遇改善のⅠ~Ⅲを取っていることが条件です。4種類の加算のいずれかを取っていると更に増額。それを分配するのは、まず月8万円、または440万円超を1人作り、残りを3通りの方法で分配。

① 経験10年以上で山分け
② ①以外の介護職も含め山分け。但し、①と①以外は平均2:1以下にしなくてはいけない。
③ 
①②以外の他職種も含めて山分け。その場合、2:1以下:0.5以下が条件。かつ①②以外は、440万円超の人には支給不可。」


・「ケアマネの年収を介護職の年収が超えるようになるね。ケアマネ(在宅)は誰もやりたがらない。介護の方がいいかな~と思う人もでてくるよね。」

(後藤)「正にそれが、この新たな処遇改善の狙いの一つなんじゃないかと。介護職の人手不足対策で、ケアマネを介護現場に戻す。この新加算の裏の目的の一つはそこじゃないかと思ったりしています。」

・「そうかもしれないですね…。」

・「ケアマネになる人、多いもんね。ケアマネ持ってる介護士を増やそうとしてる?」

(後藤)「多分。そう思ってます。」

・「だいたい、現場が嫌だからケアマネ行くって人多いけどね。俺はお金になれば何でもやるけど…。ま、ケアマネはケアマネの悩みが出てくるからね、悩みから解放される訳ではない。現場を良く知っていれば知ってるケアマネほど、事業所の選定とか難しいし、良い事業所へ行ってもらいたいと思うから…。

その新しい処遇改善は、当初は同一法人10年という話だったけど、累積で良くなったんですね。」

(後藤)「新たに開設した法人だと難しいですよね、同一法人10年ですと…。だから累積10年ということになった。でも、これが事業所の裁量、ということになっているので分かりにくい。」

・「元々は、長年介護の仕事をしている人にさらに恩恵を、という意味合いなんですよね。」

(後藤)「某特養さんの施設長は、『うちは、経験10年の人に8万円払います』って明言されてました。」

・「施設で分配を決めていいよ、って話ですよね?」

・「累積で10年の経験のない人の方が好まれる事業所も出てくるってことですよね。」

(後藤)「今後、各介護事業所が、どういった層の職員を重視するかがより明確になるはずです。」

・「でも、財源は私たちの懐からだからね。消費税もそうだし、利用者も増えるし、ケアマネにも負担が出てくる。」

 

【後藤の個人的な意見】

『年末くらいからブログにも書いてきました、新たな処遇改善。また何だか良く分からない代物ですが…。ま、いずれにせよ、介護事業所としては、この加算を取らないという選択肢はほぼないと思うので、介護職の方にどう分配されるか、ということになります。皆さんにしっかりと勉強しておいて欲しいので、ブログでは現行の処遇改善について改めて書いてます。もしよければ、そちらも読んでみて下さい。


 

⑥【入浴介助。苦手な人の入浴を避けるスタッフと、それを黙認するリーダー】

『個浴で1人30分、3時間で6人くらい入れられるんだけど、4人くらいしかやらない年輩の方がいて。マヒのある人の入浴を後回しにしたり。リーダー格の方が教えてあげればいいのだが、教えることもせず「あの人はやってくれないから…」って線引いてる感じ。
私が、「そういうマヒのある人を一度も入れたことがないと不安だろうと思うので、教えてあげたらどうですか?」って言ってみたんだけど…。誰もがやれるようになったほうが良いと思いません?やれない仕事を避ける職員、それを黙認するリーダー。
確かに教える時は人員が苦しくなるけど、2~3回一緒について仕事して慣れてくれれば、戦力が増える訳ですから…。』


<参加者の意見>

・「普通は、やらなくてはいけない場面になったら、周囲に『どんな風にやればいいの?』『一度やってるところ見せて』って言うと思うんだけど。」

・「そういう歩み寄りが双方にないんですよ。午前中で入浴終わらせたら、一人余裕ができるのに…。自分がやらなくてもいいように、仕事を残そう残そうとするんです。」

・「やりたくないんですよ。」

・「それも分からんでもない。それをやれるようにするのが上の立場の人である気はする。怖いと思ってるだけだと思う。きっかけさえ与えてあげれば…。」

・「でも、その大変な人を1人入浴させたら『今度は3人しか入れられなかった』って言うかも…。」

・「入居者さんが拒否してるってことはないんですか?」

・「それはないと思う。でもその人が入浴にあたる可能性はシフト上高いので。全員が誰でも対応できるようにしたほうが良くないですか?そういう形に近づけるように、上の立場の人が業務改善すべきなのでは?でも、『あの人は、これが苦手だから』とか…。これ、私の小さなモヤモヤですが…。」

(後藤)「確かに、苦手とか言い出したらきりがないですよね。それは、トップや上の立場の人の責任だと思います。」

・「トイレ介助ならできるから、どうも裸で装具もしてない時の介助が怖いみたいです。でも、その利用者さん、立位もしっかり取れるんですよ~。」

・「3時間で4人で良しとしましょうか(笑)。でも、3時間で10人は余裕でやれますね。」

・「2~3人でやれればね。」

・「それが大きい施設のメリットだと思う。脱衣場をカーテンで仕切って男性・女性同時進行でやれるから。30人以上もデイで入浴してもらってた時は、そういうやり方だったけど。」

・「昔は、2時間で14人とか入れてましたね。でもさすがに『これは危険だ…』って思って人数減らしました。3時間で10~12人にした。その分、他部署にオムツ交換をお願いした。」

・「それを何人でやるの?」

・「4人で。特浴は2人。脱衣・誘導を2人で。今は3人。」

・「私のところは15~17人を3人でやってる。早番の定時の16時に終わらないですね。17時くらいまで風呂掃除でサービス残業。その後記録。」

(後藤)「サービス残業は良くないな~。」

・「大きい浴槽と、座浴と伸浴、全部フル回転。自分で洗える人はほぼいない。」

・「ずっと洗ってる人いますよね。あれ、さっき洗ってたはずなのに、また泡ついてる!って。」

・「そうだね。」

 

【後藤の個人的な意見】

『先日も、ある介護福祉士の方から相談を受けたのですが、見事なまでに統制のとれていない施設だたんです。リーダーの役割や責務が全く理解されていない組織なんです。下で働く者は、本当にかわいそうです。
リーダークラスの職員をきちんと指導教育する責任が、上層部にはありますが、その上層部も自らの役割や責務を理解していない場合もあって…。そうなると、もうどうしようもない。役職者がしっかり機能している組織というのは、本当に本当に数少ないのが現実です…。

 

⑦【理想と現実】

『今の職場は特養ですが、大人数なので、利用者も家族もスタッフも、何かを切り捨てないととても面倒見きれない。かたや、1人の方にとても手厚く家族が寄り添い改善したとかTVとかで見ると、そういう個人差、仕方ないとは言え、複雑です。』


<参加者の意見>

・「私の祖母、家にいるときは大変で、怒ってばかりだったが、特養に入ってからは大人しくなってニコニコしてるんです。」

・「へぇ~?特養が合ってたんだね~。」

(後藤)「よかったですね。ユニット特養ですか?」

・「何年かに1度でもいいから、『良かった』って言って欲しいね(笑)
たいがい、『うちのおかあさん、こんな風じゃなかったはずなのに』って言われる。年齢とともに老化したり、転倒して入院すると、とたんにADLが落ち、認知症も急速に進む、ということも理解されていなくて、『ここに入ったら落ち着かなくなった』『顔が暗くなった』『こんなはずじゃなかった』って良く言われるから…。」

・「家族は、一番良かった時の姿を求めるからね。認めたくないんだよね。」

・「仕方ないんだよって言える時代がくるんかな~。」

・「家で面倒見られないから施設に入る訳だからね。」

(後藤)「やはり、『思ったより、想像以上に~』ってことなんでしょうね。『期待してたより』というか。」

・「そう。『思ったより大事にされてない』と感じるんでしょうね。」

・「そうなのかなぁ~」

・「実際、大事にされていない場合もあるしね。髪形が寝ぐせそのままだったり。山小屋のオヤジみたいになってたり。」

・「ボタンが1個ずつずれてたり(笑)」

・「入居者さんによっては、家族に訴える人もいますね。」

・「『何も食べさせてもらってない』とかね。『お茶も飲ませてもらってない』とか。家族も真に受けて『一体どうなってるんですか?』って。でも、環境変わると人ってガラッと変わる。今までのイメージとは全く別人になるから。私のところに元お医者さんがいるんですけど、今ではもう全っ然違う。家では全く言うこと聞かなかったらしい人で、入ってきたんですけど、認知症ってやつは…、『こんな風になっちゃうのか…』って。私もびっくりしてるくらいで。でも、もう少し何とかできたと思う。介護施設は絶対イヤだっていう頑固さが災いしたと思う。
もっと早いうちに施設に入ったりしてたら良かったと思うが。動かなくなってからあっという間にADL下がって、たまに患者を診に行こうとして『何号室だ?!』って。」

・「昔の『先生』に戻るんですね。一時的に。」

・「私の施設にも、大学教授だった人がいます。おしっこすると『これ採取しますか?』って聞いてきたり、拭いた後も、『これサンプル取らなくて良いですか?』とか。」

(後藤)「それ面白いね~(笑)」

・「面白いですよね~?でも、そんな立派な人がこんな風になっちゃうの、哀しくなっちゃう。バリバリやってた人の最後がこんな風だとイヤだなと思う。そんな扱いをされるのが。」

・「たまに昔のバリバリの現役時代を思い出して欲しい。」



【後藤の個人的な意見】

『やはり、小規模な施設には小規模なりの役割やメリット・デメリット、合う・合わないがある。例えば、従来型の特養にも、その役割やメリット・デメリットと合う合わないがある。
利用者さんの理解が乏しいのは、ある程度やむを得ないとしても、ご家族にはしっかりと分かっていて欲しいですよね。

相談員とかケアマネが、そのあたりの全体像やそれぞれの施設形態のメリット・デメリットなど、説明されているんですよね?

また、例えば、特養であれば40人を夜勤2人で見ていて、1人ずつ仮眠取るからその間は1人になる。同時にナースコールが3人鳴った場合等、対応しきれなくなることがある、とか、そういう現実的な対応能力(キャパ)、そして、スタッフも人間だから休むこともあり、急に辞めることだってある。そういった様々な可能性(容易に想定される可能性)についても、しっかり説明して差し上げるべきと思います。もちろん、説明されていると思いますが。

 

 

その他、介護職補助やボランティアの活用についてや、お年寄りのやりがいをどうやって感じてやるか、など、話題が尽きませんでした。

今回もご参加頂いた方、本当にありがとうございました。

またぜひご参加くださいね!

 

今回の参加者から寄せられた声です

・「休職明けに少しでも職場に改善案を提案できるように、情報収集しようと参加しました。」

・「自分だけなら頑張って我慢してこなせる仕事量であっても、一般的にどうなのかというラインが知りたい。入浴3時間で15人は多いか少ないか、また、施設内で『多すぎる』とか言っていても、信じてもらえない」

・「いつも参加させて頂き、ありがとうございます。いつもの井戸端カイゴですが、久しぶりに楽しかったです。特に勉強になったということはないですが、参加者との話は、色々な場面で自分にとって参考になると思います。」

・「今回初めて参加させて頂きました。病院・ケアハウス・特養・有料老人ホームとそれぞれの方が自分の働いている場所で思うことを聞かせて下さり、自分の施設でも見当たることもあり、勉強になりました。」

・「やはり、人の最期の時間とか考えると、楽しく明るく人生の最期を迎えてもらいたいと思います。」

・「職員のメンタルのことを考えると、エーデルさんの事例をもっとたくさん聞きたかったです。」

・「【介護処遇改善加算】について、改善加算が取れる職種が決まっていたり病院には取れなかったり不公平ですよね。今回の井戸端でわかったのですが、10年以上の介護士の人数はあまり関係ないことがわかりましたよ。複雑過ぎるのも良くないし、法人や事業所によって分配が違うのもどうかと思います。」

・「先月(12月)の井戸端介護の感想で『少しでも、介護が好きになる人が増えていくような働き方がしていけると良いな』と書いていた方に大共感します。次の新人介護士たちに一番始めにそれを伝えて行かなくてはと考えた事です。私が介護の事を真剣に考え、これを伝えて行くことが仕事だと思った原点です。その為には、自分も勉強しなくてはならない(対してしてませんが……)。今も、いつでも、その考えは常にあり、人に伝えることは大変で難しい事ですね。」

・「各施設共通の悩みが、また人手不足の実態が良くわかりました。」

・「どこの施設にも問題のあるスタッフがいて、その人への対応に困っているというのがわかり、面白かったです。」

 

■編集後記

『最近、週1回のメルマガ(のようなもの)とブログ、そしてこの井戸端カイゴの報告、と、自分に課した仕事をひたすら続けている毎日です。

週1回のメルマガ(のようなもの)とブログは、介護福祉士の皆さんへの生きた情報提供という意味で始めたのですが、同時に自分自身のトレーニング、という意味もあります。つまり、書く習慣をつける、ということです。

ただし…、私の力は半分で、アシスタントのHさんに過大な負担を強いる形となってしまっています(^_^;)。
Hさんは、いつも、私がお願いした仕事を必死にこなしてくれています。

この場を借りて、感謝を伝えたいと思います。

Hさん、いつもいつも、本当にありがとうございます!

今後とも、どうかよろしくお願いします。

<後藤>

 

★お問合せや参加申し込みは下記まで。

goto●aqua-brain.co.jp (●を@に置き換えて送信してください)


 

■次回の開催概要

【日時】2019年2月22日(金) 13:15~16:30(13:00開場)

【場所】<東別院>名古屋市女性会館 ~イーブルなごや~(第1集会室)

<地下鉄> 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分
<駐車場>49台(30分以上1回300円)

【参加費】500円
【定員】15名
【主催】TSC事務局(こころLink内) 後藤 剛



★こころLink公式サイト(トップページ)
https://www.kokorolink2.jp/

 

※介護職員さんからの転職相談、受付中。

 

介護士さんの転職相談はこちら

どうぞお気軽にご連絡ください

介護施設の求人さがしを始めると、分からないことばかりだと思います。

・「転職の方向性を相談したい」
・「転職すべきか迷っている」
・「今の職場を辞めたいが退職させてもらえない

このような点を相談したいとお考えの方、お気軽にご相談ください。質問や問合せもどうぞ。

フリーダイヤル
※携帯電話からもつながります

0800-100-6753

受付時間:平日8:30〜17:30
※土日祝・当社休業日を除く

お問合せはこちら

お問合せはお気軽に

0800-100-6753

上記フリーダイヤルへお電話ください。
メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

ごあいさつ

こころLink責任者
後藤剛(たけし)

親身で介護士さま一人一人に寄り添ったサポートを行います。また、あなたのペースを100%守りながら進めますから、どうぞ安心してご相談ください。

対応地域

愛知県(名古屋市、一宮市 、瀬戸市 、春日井市、犬山市、江南市、小牧市、稲沢市、尾張旭市、岩倉市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、長久手市、東郷町、豊山町、大口町、扶桑町、津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛島村、半田市、常滑市、東海市、大府市、知多市、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町、岡崎市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町)