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こころLink 担当者ブログ(2019年5月29日)

誤った思い込みが【常識】になる怖さ

■今回のテーマは…

 

これからお話するのは、私が最近転職支援させて頂いた20歳そこそこの女性介護福祉士さん(仮にMさんとします)が実際に経験された話です。


いつも通り、オファーを受けた複数の施設を2人で見学したのち、

一つの法人に絞りこんで面接に進み、その場で無事採用(入職)が決定しました。

そして、「では、入職日はいつにしましょうか?」という話になったわけです。


その段階ではMさんはまだ現職場の施設長に退職の意向を伝えてはいませんでした(これが通例です)。


現職場の「退職時のルール」は、就業規則によると「退職の3か月以上前に申し出ること」とされているとのことでした。

そこで今回は、無用のトラブルを避けるため、そのルールに則って「3か月後の退職にする」ことにし、Mさんは現職場の施設長にその旨の申し出をしたのです。

もちろん、その場で退職届もきちんと提出してもらいました。
 

 

施設長から言われた言葉とは?


完全に就業規則に則って退職の手続きを行ったわけですから、100%円満に退職できるものと私は思っていました。

ましてや、20歳そこそこの、まだまだ社会人になりたてと言っても良いMさんです。

きっと、施設長からは「そうか…残念だけど、仕方ないね…。至らないところもあったと思いますが、お疲れさま。では、退職日まで、きちんと勤務してください。」

…とかなんとか、温かいまなざしで労(ねぎら)いの言葉でも頂けるものとばかり思っていました。ところが…


Mさんから、「退職の申し出をしました。」と、報告のメールが来たのですが、施設長からは、こんなふうに言われたらしいのです…(^_^;)



「転職先の施設の面接を受けたりするのは自由だが、退職日はあなたが勝手に決めることではない。

こちらの事情もあるのだから、まずはこちらに相談をして、お互いのいい時期で退職日を決めるべきだ。

あなたの取った行動は本来の順番と違うから、次回、同様の場面では気をつけなさい。」


こんな風に施設長から言われてしまったらしいのです…。

う~む…(^_^;)。


これを言われたMさん。

「何となく自分が悪いことをしているかのように感じてしまいました…。」とおっしゃっていました。

かわいそうに…。Mさんは、何も悪いことなど何一つしていないんですよ

以前のブログ(2019年3月27日)にも書いた通り、

そもそも正職員のような「契約期間を定めない雇用契約」の場合、退職は100%労働者の自由なんですよ。

原則、どんな理由で辞めてもいいし、退職日も自由に決めていいんです。

先に転職先の入職日を決めたって、もちろんいいんです。いいに決まっているじゃないですか、退職する日は自由に決めていいんだから。

もう一度、法律(民法)の条文、読んでみます?

民法627条でしたね。

民法627条1項(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)

 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。


ね。いつでも退職の申し出をすることができ、しかも、申し出をすればよくて、本来は会社の承認など必要とされていない。

その上Mさんは、その法人のルール(就業規則)に基づいて、その定められた規定に従って真面目に手続きを踏んだのですよ。

就業規則を忠実に守り、3か月も前に退職を申し出ているのですよ。


それなのに

「そんな常識はずれのことをしてはダメだ」

とか、

「順番が違う(先に俺に話を通せ)。」

とか指摘されて、叱られて説教されて、みじめな思いをさせられるって…。


何なの、これ(怒)。

ものすご~く気持ち悪いですよね。

正直、気持ちが悪すぎて吐きそうだ。


こんな感じの気持ち悪~い状況が、Mさんの施設だけでなく、きっと今日もどこかの介護施設で繰り返されているんだろうな~…。いや、もっともっとヒドイことになっているケースもゴマンとあるだろうな~…。

う~む…。いかんともしがたい…。

 

■ これ、施設長が間違っているのです。


ごめんなさいね、この際ハッキリ言わせて頂きます。

いいですか、上で紹介した事例で本来指導されるべきは、そしてその言動を正されるべきなのは、Mさんではないですよ。

Mさんではなく、施設長の方です

もちろん施設長の気持ちは分かります。未経験から育て、「いよいよこれから…」と戦力として計算していた(だろう)Mさんからの、突然の退職宣言。

それは困るはずです。それは私も良~く分かります。

気持ちは分かるけれども、そもそも退職は自由なのだから、働く側に選ぶ権利があるのだから、それは仕方ないですよ。あきらめるしかない。

職員から退職の申し出があったら、もうその時点でゲームセットなんです。

試合終了なんです。完敗なんです。潔く負けを認め、次につなげるしかないのです、本来。


採用してからこれまで、様々なフォローをしたり教育したり、不安を解消したり、疑問に先回りして応えたり、要望や不満に耳を傾けたり、改善策の進捗状況をこまめに報告したりしながら、信頼関係を築いていくべきだったのですよ、施設側は。

ましてや20歳そこそこの、まさに介護業界の宝ですよ。

本当に、どれだけ親身になって、職員さんが働きやすい環境を作ろうと努力したのですか?と施設長には問いたいです。


そして、施設長である以上、職員のマネジメントをする立場である以上、退職は自由なのだということくらい学んで欲しい。

そして、法人や会社のトップには、施設長クラスに対し正しく指導してあげて欲しい。

施設長はじめ職員をマネジメントする立場の方に対し、正しい知識を教えてあげてほしい。

法的な知識や常識に基づいた、正しい理解と対応を、強く求めたい。

もしかすると、法人のトップも正しく理解していないのかもしれないが…(^_^;)。
もうそうなると、どうしようもないですが。

法人トップが正しい理解に至ることを祈るしかない。

ま、私の話に耳を傾けてくれる方なら良いですが、そうでなければ、その法人に在籍している職員はかわいそうですね。もう、祈るのみですから。

 

考え方・理解が正反対だとこうなる。

 

きっと、件の施設長に悪気はないのだと思います。

単に、誤解に基づく思い込みだと思います。

でも、全く本来の常識とは反対の理解をしているのです。

つまり、

【A】【退職は100%労働者の自由である】という理解(つまり法人と労働者とは対等の立場)

と、

【B】【こっち(法人)が雇ってやっているのだから、法人の事情を労働者は考慮し優先すべきである】という理解。


この【A】と【B】の考え方の違いなんです。


もし、【A】の考え方、つまり「法人と労働者は対等である」という考えが【常識】となっている法人・施設であれば…

「職員のことはもちろん信頼しているけれど、職員によっていろんな事情もあるからいつ辞めるかは分からない」という前提のもと、できるだけ辞めないように、できるだけ働きやすい環境を作ることに一所懸命になるでしょう。

ましてや、慢性的な超人手不足の介護業界です。業界全体にアンテナを張り、他の施設の動向をキャッチしつつ自分の職場の労働環境を改善しようとするはずです。だって、少しでも隙を見せたら、大切な人材を他の法人に取られてしまいますからね…。

そのような姿勢の法人であれば、職員の多くはそれに応えようとするはずです。

そして万一、職員が退職の意向を伝えたときも、「そうか…残念だけど仕方ないですね…。本当に良く頑張ってくれました。ありがとう。いつ退職ですか?次でも頑張ってください。もし戻ってこられるつもりなったら、いつでもきてください」と送り出すに違いありません。そしてそうすれば、実際に出戻る職員も出てくるでしょう。

 

でも、もし、【B】の考え方が【常識】になっている法人だとしたら…、つまり「こっち(法人)が雇ってやっているのだから、法人の事情を労働者は優先すべき」という考えであるならば、法人は何も変える必要などないわけですよね。
「雇ってやっている」んだから、「職員の方が変えるべきだろう」と。

法人の募集・求人に応募してきたのは労働者の側であり、それを採用し、雇ってやり、給料を払ってやっているのだから、職員は法人の事情を考慮して行動するのが当たり前だろう。

という発想になってしまうのです。そしてそれに疑いを持っていない。

そんな【常識】の上に立つ職場環境だから、その職場環境は推して知るべし。

有能で真面目な介護士ほど辞めていきますよ

しかもそんな有能で真面目な彼らの退職の際に、「あなたの行動は常識を外れている。今度からは注意するように」などという的外れな忠告をし、退職していく人材にさらに追い打ちをかけ傷つけてしまう(^_^;)。

そして、きっと施設長同士の会議の時などに、「また辞めたんだよ、うちの職員~。せっかく育てたのに、裏切りやがって。」などという話をするのでしょうね。

さて、質問です。

こういう法人や施設で働き続けたいと思う人が果たしているでしょうか。

私はイヤです。「絶対に、二度と働かねえぞ!」と思うのではないでしょうか。

そしてさらに、周囲に悪い口コミをするようになる可能性もあります。

 

■まとめ


勘違いしてほしくないのですが、

私は、

「退職は自由なんだから、どんどん辞めていいよ~。」

とか、

「『もう明日から来ません。お世話になりました』とかいう無責任な辞め方でもいいですよ。」

と言っているわけではありませんからね。

その点は、誤解のないようにしてくださいね。

これも以前のブログに書きましたが、法的には確かに2週間前に申し出れば問題はありません。問題はないのですが、しかし現実、施設や法人としては2週間前に退職を申し出られても困ってしまいます。

私の個人的な意見としては、やはり少なくとも勤務シフトが決まっているところまでは勤務してから退職すべきと考えています。

そして、そこからさらに1~2か月くらいの猶予期間は必要ではないかと思っています(有給の消化も考慮すると、ですね)。

そうしますと、結果的には、やはり2か月ないし3か月程度の猶予期間の後に退職する、という形がベターなのではないか、と私は考えていますし、転職希望者にもそのように指導させて頂いています。

退職は自由。理由も時期も自由。だけど、その自由は大前提として、いろんな状況を総合的に考え、最終的な大人の判断としては、2か月ないし3か月程度の猶予期間の後に退職する形に納まるだろうと思っています。

 

今回みなさんにお伝えしたいのは、「何が正しいのか?」をしっかり理解することが極めて重要だ、ということなんです。

Mさんのように、20歳そこそこで【間違った常識】を植え付けられてしまうと、一生その呪縛から逃れられなくなってしまうのです。

しかも、多くの場合は、この施設長のように何の悪気もなくそう思い込んでいるだけ、というケースが多いと思うんです。

悪気がないので余計に始末に負えないのですが…(^_^;)。

だって、件の施設長にとってはそれが「正義」だから。それが常識だから。それが正しいと思い込み疑ってもいないわけだから。

だから説教もする。良かれと思って、相手の【間違い】や【非常識】をただそうとする。

そうやって、間違って思い込んでいる施設トップや法人トップは非常に多いのです


だから、皆さんは自分で自分の身を守らなくてはならないのです。

「だって、誰々がそう言っていたから…」ではダメなんです。←最大のポイントです。

全て自分の責任において「本当は何が正しいのか」を知った上で、自分で考えを選んで生きていかなければならないのです。


でも、そうは言っても、ご自身だけではなかなか自信を持って判断できないと思うんです。

「やっぱり、お世話になった施設長に先に話すべきではないだろうか?」とか、悩むこともあるかと思います。

そんなときは、ぜひとも早目に私のところにご相談いただければと思います。

あなたの置かれた環境、その事情を良くお聞きした上で、必要に応じて作戦を伝授いたします。

例えば私が転職を希望される皆さんに、「先に転職先への入職日を決めてしまうこと」をお勧めしているのにも、明確な理由があります。

私の行っている転職支援の仕方は独特ですが、その一つ一つにハッキリした理由や背景が存在します。

そのあたりも踏まえ、個別にお話しさせて頂き、相談に応じます。

一人一人状況が異なるわけですから、一人一人の個別の相談になります。

ぜひ、私に相談して頂ければと思っています。


今回はここまでです。さてさて、次回は何を書こうかな…。

次回もお楽しみに…(^_^)v。

 

こころLinkの後藤より

介護職の転職や再就職では、悩むことも多くあるかと思います。

また、分からないことも多く、

「転職の方向性が良くわからなくなってきた…」

「転職すべきか残留すべきか迷っている」

「今の職場を辞めたいが、退職させてもらえない」

などなど、不安でいっぱいの方もいらっしゃると思います。

こういった不安な点を相談したいとお考えの方、お気軽にこころLinkにご相談ください。質問や問合せもどうぞ。

ただし、下記全てに該当する方に限ります。あらかじめご了承ください。

1) 愛知県名古屋市内及び近郊にお住まいの介護士さん
2) 介護福祉士または実務者研修修了者
3) 施設(特養・老健・GH・有料老人ホーム等)の正職員としての勤務を希望されている方

注:在宅系(デイサービス、デイケア、訪問等)を希望されていらっしゃる方は、サービス提供責任者(サ責)やリーダー、生活相談員、管理者、施設長などのマネジメントの業務を希望される方に限ります。大変勝手ですが、ご了解いただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

【名古屋】介護施設向け特別セミナー開催!【2019年8月8日(木)】※終了しました。

講師:エーデル土山(滋賀)の廣岡隆之氏

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